Harmoniarc のアイデア
あなたの魂に愛を注いでください。人は植物と何の変わりもありません。
それは、いのちです。
植物が、光と水と愛を得ない限り枯れて死んでしまうのと同じように、人もまた、愛と光と水が必要です。
ただそれだけが必要なのです。
そして、その水と栄養をしっかりと吸取れるだけの豊かな根が発達します。どうか、あなたの根を豊かに発達させてください。
人々に、たくさんの争いの言葉は、いらないのです。
ただし、愛と光と水、これだけは必ず必要なのです。
In a morning of September 2018
Yoko Rafaela Samuela Augustina
1. 子供達の幸せのために
Harmoniarcのアイデアは、日本の子供たちや若い人の心の病と自殺率の高さを知ったことから始まりました。せっかくこの世に生まれたのに、次々と自らこの世を去ってゆく子供たち。それを討論し合っている、日本の大人たちの社会が、強烈に疑いと不安で出来上がってしまっていることに心が荒みました。人々は、愛という言葉を聞くのを恐れ、人を信じることに疑惑を感じながら生きています。そんな中で、けれども、問題を解決できるとても優秀なシステム開発構築に驚くほど熱心です。彼らは正義感に満ち溢れて親切、積極的に行動をとっています。誰もが危機を感じ、真剣なのです。でも、そこでは必ずしも、深い愛を受け取ることも感じることも、共有することも、最も大切なものとしては取り扱われていないように感じるのです。
彼らが悪いのではないのです。懸念するのは、愛がゆったりとしみ込んで、人々心の底を流れる、その余裕が社会から切り離れてしまっている状況です。その余裕とは、時間かもしれませんし、また心の解放(オープンネス)かもしれません。人を信じること、世界の美しさを信じること。 それに気づいて欲しい。もしそれを知らなかったのならば、今から学べばいいと思います。
子供達は、この世に生を受けるとき、たくさんの愛を受け取ることを託されているのです。大きく成長するには、十分すぎるほどの愛が必要なのです。時折、これが私からあなたへの愛ですよ、って言って、抱きしめてあげないと気づかないかもしれません。愛を恐れて、愛という言葉を禁句にしている大人たちの世界に、無力で純粋な子供たちが住むとなったら、どうなるのでしょうか?彼らは、まるで水と光を欠いた植物のようになってしまうのではないでしょうか?草木がしっかりと育つのには、充分な水と光が欠かせないように、子供達は、充分に愛を見て、聞いて、感じないといけないのです。愛なしでは、子供達は死んでしまいます。自ら命を絶ってしまうのです。
どうか大人の人たちが、それにふさわしいだけの愛を共有できますように。もう一度、人と世界を信じること、光の下で、暖かい心のつながりを大切にできるだけの意識に立ち戻れますように。ー その願いから、子供達の幸せのテーマを通した、愛のメッセージを社会へ送る活動をすることに決めました。
シュタイナー教育を取り上げたのは、私が長年住んでいた地域が、美しい白樺の樹々に囲まれた地域で、共同体全てがシュタイナーの考え方、自然や人間に対する価値観で成り立っていたから。そして、そこの子供達、つまり私のピアノの生徒達が、家族の愛に包まれて、本当に純粋に、自分が子供であることを楽しんで生きていたからです。