静と祈りの歌・グレゴリオ聖歌〜公開練習の後で
加古川カトリック教会の聖堂
昨日の公開練習、無事に終わりました。受講生の皆様と聞きにいてくださった方々、ありがとうございました。今回初めてロザリオの祈り(悲しみの聖母マリア:第5の祈り)を、ジェネラルリハーサル開始前に、全てラテン語で唱えることができました。それは私にとっても、良い挑戦であり、またとても深く心に残る経験でした。自分で、一度ラテン語でロザリオを。。。と考えついたときは、到底できるとは思いませんでした。将来、また機会があれば、このような公開の練習や、お祈りのコンサートをしようと思います。私が長く生きてきた、オランダのユトレヒト近隣に比べ、日本は社会が忙しすぎて、心に静けさを見出し、それを保てる人が少ないと感じ、心が痛みます。永遠につながっている瞬間は、時間は、現代とは全く違う、驚くほどゆったりとした、まるで海のようになり、私たちが普通に感じる時の速さからも、また判断や競争の世界からも逸脱します。
私たちの、声とお祈りが、そんな心の平和を提供できますように。それを願って、歌い続けてゆければと思います。